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柴田剛

1975年神奈川県生まれ。99年、大阪芸大卒業制作で『NN- 891102』(99)を制作。ロッテルダム映画祭等各国の映画祭に出品、世界の映画人を刮目させ、一躍異端的映画作家の系譜の最右翼に躍り出る。続く『おそいひと』(04)は第5回東京フィルメックスでワールドプレミア、実際の重度身体障害者・住田雅清が自身の役柄を演じ、連続殺人事件を起こしてゆくという日常に潜むタブーに斬り込み多くの観客の共感を生んだ一方、国内外で賛否両論を巻き起こす。『青空ポンチ』(08)を経て長編第4作『堀川中立売』が昨年全国公開、大きな話題となる。

 

 

宮本杜朗

1981年生まれ。建築を学んでいた大学在籍中に記録用のビデオ撮影で映像制作に開眼。大阪アングラ・ ミュージック界のアナキストたちを多数起用し『石売れず』、『フリフリ坊主』(3CO2企画制作助成作品)などの作品を制作。『尻舟』は2009年東京、大阪で劇場公開される。オシリペンペンズ、DODDODO、似非浪漫、オニのミュージックビデオも手がける。2011年最新作『こぼれっぱなし』が公開。一部では「天才」との呼び声も高い。

 

 

佐々木育野

1980年岩手県宮古生まれ。京都在住。同志社大学在学中の2002年にデビュー作『痴食』を発表。東京のビデオ制作会社にて、制作、演出、撮影、脚本、編集の業務に携わった後、3年の年月をかけ、『或る山』を制作。2009年、柴田剛監督『堀川中立売』に助監督として参加。現在新たな題材で映画を制作中。

 

 

真利子哲也

1981年生まれ。 2007年、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻に入学(第三期生)。『極東のマンション』、『マリコ三十騎』がゆうばり国際映画祭オフシアター部門で史上初となる2年連続グランプリ。その後、ドイツ・オーバーハウゼン国際短編映画祭で映画祭賞を受賞など国内外で高い評価を受けた。他に監督作品として、100万円の製作費を年末ジャンボ宝くじに全額注ぎ込んだ『アブコヤワ』や伊坂幸太郎原作『ラッシュライフ(河原崎篇)』(09)など。また、『クワエットルームにようこそ』(07、松尾スズキ)、『春との旅』(2010年公開予定、小林政広)などの作品でメイキングを担当している。最新作は『NINIFUNI』。

 

 

板倉善之

1981年大阪生まれ。大阪芸術大学芸術計画学科入学時より、映像インスタレーション作品の制作を開始。『CURTAIN』等の作品をクラブイベント等にて発表。2回生時、映像制作を専門的に学ぶため同大学映像学科へ転学科。映画制作に強い興味と欲求が芽生え、同大学の卒業制作として16mm長編映画『日の底で』を完成。その後第2CO2企画制作部門の助成監督の一人に選ばれ、『にくめ、ハレルヤ!』を完成。また『屋根の上の赤い女』、『青空ポンチ』などの作品に出演者として参加。現在、大学時結成した「思考ノ喇叭社(らっぱしゃ)」を活動母体に映画活動を続ける。現在次回作を準備中。

 

 

三宅唱

1984年札幌生まれ。大学在学中、映画美学校フィクション・コース修了。同時期、映画批評ウェブサイト「flowerwild」にて新作映画レビューを開始。『4』(05)、『マイムレッスン』(06)を経て『スパイの舌』(08)が第5CO2エキシビション・オープンコンペ部門最優秀賞を受賞。2010年、CO2エキシビション助成作品として初長編『やくたたず』を製作・監督。

 

 

今泉かおり

1981年 大分県生まれ。就職のため大阪に行き、そこで映画製作の現場に初めて参加。監督を志し、2007年ENBUゼミナールに入学。卒業制作作品『ゆめの楽園・嘘のくに』は、2008年度の京都国際学生映画祭にて準グランプリを獲得。

 

 

大江崇允

1981年大阪生まれ。20歳の時、近畿大学商経学部より芸術学科演劇芸能専攻へ転部し、舞台芸術を始める。在学に大橋也寸よりルコックシステムを学ぶ。03年、旧劇団スカイフィッシュを旗揚げ。作、演出、出演のいずれかを担当。05年、アリス零番館フェスにて「ひとんちのにおい」が「ist賞」(最優秀作品賞)を受賞。2007年より「チーズfilm」に参加、映画製作を始める。2009年初監督作『美しい術』を制作。2011年第7CO2助成作品『適切な距離』が大阪市長賞(グランプリ)を受賞。

 

 

加治屋彰人

1985年生まれ。大阪府大阪市出身。大阪芸術大学映像学科卒業。在学中に『家出日和』『chain』等を監督。『chain』はTAMA NEW WAVEにてグランプリ、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)にて審査員特別賞を受賞。その後『晴れた日には隣人と』、第7CO2で助成作品に選ばれた『スクラップ・ファミリー』を監督。

 

 

尾崎香仁

1982年生まれ。大学在学中に制作した自主映画『その子供』が、第29回ぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞。続けて、翌年『死ぬほど好きだよ、おねえちゃん』が、同映画祭に入選。その後、短編テレビドラマの脚本を数本担当する。2011年、第7CO2に企画が入選、助成金を基に『大野リバーサイドパーク』を制作。

 

 

渡辺裕子

1981年生、愛媛県出身。武蔵野美術大学卒。映像制作会社でのAD修業を経て、05年に東京芸術大学大学院映像研究科(映画専攻、監督領域)に入学。修了後、同大学院の後進の制作に関わりながら、自主映画を制作。2010年、上映企画「桃まつりpresentsうそ」と共同した『愚か者は誰だ』が第五回札幌国際短編映画祭で五周年記念特別賞を受賞する。最新作は経済産業省主催のコ・フェスタPAO短編映画部門参加作品『LIFELINE』(2011)。同作はUPLINKXで一週間レイトショーされた。

 

 

濱口竜介
1978年生まれ。東京大学在学中より自主映画の製作を始める。卒業後、自作の制作と並行して映画やTV番組の助監督を務める。東京藝術大学大学院映像研究科(映画専攻・監督領域2期生)の修了作品として長編『PASSION』を監督。サンセバスチャン国際映画祭、東京フィルメックスなどに出品され、大きな話題となる。

 

 

矢部真弓

1980年茨城県生まれ。映画美学校6期フィクションコース修了。『月夜のバニー』は、20093月「桃まつり」(女性監督の企画製作上映団体)の企画の1本として渋谷ユーロスペースにてレイトショー上映され、大きな反響を呼ぶ。また同年、ドイツのニッポンコネクションや、イギリスのレインダンス映画祭でも上映された。現在、オーディトリウム渋谷の受付、および映画美学校アクターズコース初等科に在籍中。

 

 

佐藤央

1978年生れ。法政大学卒業後、映画美学校に入学。万田邦敏に脚本・演出を師事。2007年にはオムニバス映画『夢十夜 海賊版』の「第八夜」、2009年には冨永昌敬との二本立て映画『シャーリーの好色人生と転落人生』の一本『シャーリーの好色人生』を監督し、公開。各方面で高い評価を得る。その他の作品に『結婚学入門(恋愛篇)』(09)、『結婚学入門(新婚篇)』(11)など。POLAやリビエラ池袋、コープ共済などの商業映像も手がける。2010年末神戸で撮影された新作『MISSING』(脚本 小出豊)が公開待機中。

 

 

深田晃司

1980年生まれ。大学在学中に映画美学校3期フィクション科に入学。プロ・アマ多数の現場に参加しながら、2001年、初めての自主制作映画『椅子』を監督、2004年にアップリンクファクトリーにて公開される。その後2本の自主制作を経て、2006年『ざくろ屋敷』を発表。パリKINOTAYO映画祭にて新人賞受賞。2009年長編『東京人間喜劇』を発表。同作はローマ国際映画祭、パリシネマ国際映画祭に選出、シネドライヴ2010大賞受賞。最新作『歓待』で東京国際映画祭「ある視点」部門作品賞受賞。

 

 

村松正浩

1972年生まれ。学生時代に映画制作を始める。処女作の16mmフィルム短編『手の話』がぴあフィルムフェスティバル/PFFアワード'96に入賞。大学の卒業制作として、当時発売されたばかりのデジタルビデオカメラで『シンク』を製作、PFFアワード'97のグランプリを受賞する。同作は高い評価を得て、自主映画としては異例の劇場公開に発展、各都市で上映される。その後、俳優志望の学生たちとのワークショップを経て短・中編を制作、また『トニー滝谷』のメイキング・ドキュメンタリー『晴れた家』は本編と併せて劇場公開されるなど、寡作ながら独特の肌触りの作品を発表し続けている。

 

 

竹馬靖具

1983年 栃木県足利市生まれ。役者活動を経て、2008年、監督・脚本を務めた映画『今、僕は』を発表。レインダンス映画祭など海外数カ所で上映後、2009年、日本6館で劇場公開。UPLINK Xでは8週間のロングランを記録した。2011年、映画『NINIFUNI』(真利子哲也監督作品)に共同脚本で参加。

 

 

リム・カーワイ(林家威)

1973年マレーシアのクアラルンプール出身。1998年大阪大学基礎工学部電気工学科卒業。通信会社で6年間エンジニアとして勤めた後、20049月に北京電影学院の監督コースに入り、いくつかの合作映画の現場(『プラスティック・シティ』『墨攻』『夜の上海』)で助監督や製作コーディネーターとして参加。北京近郊で撮影された『それから』を自主制作し長編デビュー。香港国際映画祭などに公式招待され、2010年香港で『マジック・アンド・ロス』を制作・監督し、釜山国際映画祭などに公式招待される。第7CO2の助成監督に選出され、長編第3作目となる『新世界の夜明け』を制作、2011年の東京ユーロスペースでのCO2東京上映展で上映され、好評を博す。

 

 

イ・サンウ

1971年ソウル生まれ。高校時代から脚本を書き始め、カリフォルニア大学バークレイ校で映像を学ぶ。韓国に戻り、延世大学大学院で更にドラマを学びながら、講師であったジョン・ジョストとの短編映画製作や、キム・ギドクの助監督などを経験しながら自主映画を制作。「韓国のファズビンダー」、「韓国のトッド・ソロンズ」などと紹介され、機能不全家族の歪んだ人間関係を独自の暴力描写で切り取り世界で話題となる。ここ数年は次々と作品を発表し、インディペンデント映画界で重要な地位を確立している。日本の映画祭でも紹介された『トロピカル・マニラ』(08)『ママは娼婦』(09)『オール・アバウト・マイ・ファーザー』(10)に続くのが、『父、吠える』(10)である。

 

 

イン・リャン(応亮)

1977年上海生まれ。北京師範大学芸術科で映画を学び、その後重慶大学で映画監督を専攻。『グッドキャット/好猫』は『あひるを背負った少年』、『アザーハーフ』に次ぐ長編3作目。ブリスベン国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞したほか、全州国際映画祭、 バンクーバー国際映画祭などに出品され、注目を集めている。 

 

 

富田克也

1972年山梨県甲府市生まれ。東海大学甲府高校卒業後、音楽の道を志し上京。音楽活動に出口を見いだせず映画を観まくる日々、いつしか自身で映画を撮りたいと思うようになる。都内で配送業に従事しながら、製作期間5年、上映時間140分の処女作『雲の上』(8mm)2003年に発表。監督、脚本、編集を自ら手がけたこの作品は「映画美学校 映画祭2004」の最優秀スカラシップを受賞。この賞金を原資に『国道20号線』を製作し2007年に発表。同年10月に甲府の桜座で自主上映会を開催後、東京渋谷UPLINK Xにてロードショー公開。2008年に入り単館系劇場にて全国公開された。2011年、16735ミリの大作『サウダーヂ』を完成。ロカルノ国際映画祭に正式出品されるなど国際的にも注目を集める。

KINO TRIBE キノ・トライブ2011 公式ツィッター。インディペンデント映画21人の監督の27作品を上映【9/17(土)~23(金)オーディトリウム渋谷】柴田剛,富田克也,真利子哲也,濱口竜介,深田晃司,村松正浩,他(主催:カプリコンフィルム,空族 共催:オーディトリウム渋谷)中の人はキノ・トライブ集団(仮)